2019年4月16日

尖塔の無いパリのノートルダム クレイユエモントロー

パリのノートルダムでの火災は世界中で大きなニュースとなっています。

マルセイユに住んでいる私にでさえも悲しい出来事です。
どの程度の災害なのか、復旧作業にどのくらいかかるのか、
傷ついてしまった私たちのDameをまた綺麗な姿に、戻してほしいと思います。。。


ところで、こんなお皿あったのね?
と管理がなっていないイデコらしいところで、申し訳ありませんが、火事の翌日このお皿がありがたく売れたのです。




こんなに綺麗なグリザイユのお皿が残っていたなんて、私もまだまだですね。
見つけてくださった方に感謝💕






ところで、このノートルダムには、今回の火事で崩れてしまった尖塔がありません。

ノートルダム聖堂自体は12世紀に建てられた大変古いものですが、ところどころ付け足され、改築され、今の形になっていたわけです。

中央にあった大きな尖塔は、意外と19世紀にできたものだったのです。
それ以前に存在した小さな尖塔たちはフランス革命の時期に壊されています。

新しく大きな尖塔が出来上がったのが1860年頃のようですから、このお皿はもっと古いものになるでしょう。





リムには素敵なお花の柄。





蝶々までがリアルに表現されているのは、現代ではなかなかない柄でしょう。

お皿に虫の柄って、、、


でも、虫がいて全体的に素敵な雰囲気になっているんです。





基になっているリトグラフがありそうですね。





尖塔の無い時代のノートルダムドパリ。

薔薇窓側の景色が素敵なクレイユエモントローのお皿でした。




見つけてくださって、ありがとうございます💕

本当のノートルダムも今は尖塔がない状態ですが、いち早く復旧作業が進みますように。。。