わざわざこの博物館のためにマルセイユを訪れる事はまずないと思おいますが、マルセイユによる機会があり、よほど時間が余ったら訪れるのに良い場所だと思います。
いえ、私はもちろんこの博物館が好きですので、今回は2回目の見学でした。
そしてラッキーなことに歩いていける場所にあるので。。。
そしてこの日はNuit des museesなる日だったらしく、たまたまガイドさんが案内してくれました。
ずっと改装中で閉まっていて、特別公開日の閉館間近に行って見たのだった記憶があります。
そしてコロナで長いこと閉館していた博物館。
ダイニングルーム。
シャンデリアの下で、赤いベロアの椅子に座って、マルセユ陶器を使ってのお食事。。。
小花柄が描かれています。
王族、貴族の人々の好みで、またポンパドゥール婦人の影響で当時流行っていたであろう小さなお花の絵付けが素敵なプレートです。
当時の王室御用達はポーセリン製に絵付けのされたものが主流でした。
マルセイユ陶器はポーセリンではなくファイアンスです。
こちらのプレートはポンパドゥールモデルと呼ばれるだけあって、きっとポンパドール夫人好みの柄だったのでしょう。
可愛い柄ですね💓
風景の絵付け皿。
なぜかトカゲがお皿の上に。
フランスではトロンプイユと呼ばれる、目の錯覚を楽しむお皿です。
本物の果物が乗っているかと思いきや陶器製でお皿にくっついています。
でも、これで騙される人はいないでしょう。
思ったのが、こういうの置いてあるとテーブルが華やかになって寂しい感じがなくなります。
話に花も咲いていたことでしょう。
こちらもマルセイユ陶器です。
黄釉と、天使たちのレリーフが素敵です。
こんな珍しいのなかなか見られる機会はありません。
窯が不明らしいです。
楽しいですね。
間違えて取ろうとしたりして。
そんな事はないと思いますが😅
が、しがみついているの、とってもシュールです。
この優しい雰囲気からは想像がつきにくいですが、確かにですね。
テオドール・デックの大きな鉢です。
茶色い顔料が垂れているのが芸術的です。
大きな鉢で迫力ありました。
女性と蝶々の装飾が飛び出してきそうで、素晴らしい作品でした。
19世紀終わりなんですけど、既にアールヌーヴォーの雰囲気がみられ、先駆けだったのかもしれませんね。
ご主人さまが音楽家だったらしく、楽器の展示も。
これを見ると陶器も銀食器の形が基になっているのだなと再確認。
いろんな素敵なものがコレクションされていました。
もう10年前は「こんな食器ダサくて見たくない」感じが多かったのですが、良いと思う反面お値段も上がってしまって来ていて複雑です。