2021年7月11日

マルセイユの博物館

 わざわざこの博物館のためにマルセイユを訪れる事はまずないと思おいますが、マルセイユによる機会があり、よほど時間が余ったら訪れるのに良い場所だと思います。

いえ、私はもちろんこの博物館が好きですので、今回は2回目の見学でした。

そしてラッキーなことに歩いていける場所にあるので。。。

そしてこの日はNuit des museesなる日だったらしく、たまたまガイドさんが案内してくれました。


前回来たのはもう何年前か。
ずっと改装中で閉まっていて、特別公開日の閉館間近に行って見たのだった記憶があります。

そしてコロナで長いこと閉館していた博物館。


マルセイユにもこんなお屋敷が、しかも中心街にあるのだなぁと関心しました。



天井も、床も、壁もすべて装飾的で素敵です。

このお屋敷に住んでいたご家族のコレクションが展示されています。


窓も個性的で、エンブレムなどがステンドグラスになっています。

光が当たるととても綺麗でした。



私にとってはここが一番好きな場所。
ダイニングルーム。

シャンデリアの下で、赤いベロアの椅子に座って、マルセユ陶器を使ってのお食事。。。


夢のような食卓です💓
テーブルのセッティングがランダムなのがまたマルセイユらしい笑


このお皿。

小花柄が描かれています。
王族、貴族の人々の好みで、またポンパドゥール婦人の影響で当時流行っていたであろう小さなお花の絵付けが素敵なプレートです。



当時の王室御用達はポーセリン製に絵付けのされたものが主流でした。
マルセイユ陶器はポーセリンではなくファイアンスです。
こちらのプレートはポンパドゥールモデルと呼ばれるだけあって、きっとポンパドール夫人好みの柄だったのでしょう。

可愛い柄ですね💓




マルセイユ陶器。
風景の絵付け皿。



窯不明。
なぜかトカゲがお皿の上に。

フランスではトロンプイユと呼ばれる、目の錯覚を楽しむお皿です。
本物の果物が乗っているかと思いきや陶器製でお皿にくっついています。



こちらもトロンプイユプレート。
でも、これで騙される人はいないでしょう。

思ったのが、こういうの置いてあるとテーブルが華やかになって寂しい感じがなくなります。
話に花も咲いていたことでしょう。




キャベツの形のテリーヌ容器。
こちらもマルセイユ陶器です。


こちらはアプト窯の水差しと水受け容器。

黄釉と、天使たちのレリーフが素敵です。


食器棚の中にもいろいろ欲しい物があって、楽しく見させていただきました。


ムスティエっぽいですね。




アプトのテリーヌ容器。
こんな珍しいのなかなか見られる機会はありません。


陶器のコレクションのコーナー。


サントン人形みたいな人形はアプトらしい黄釉や他の自然な色の顔料が使われています。


プロヴァンスの人々の様子が見られます。


このスーピエールはフランス東部のリュネビルなどのもののような気がします。
窯が不明らしいです。


こちらは先程出てきたトロンプイユプレートたち。
楽しいですね。

間違えて取ろうとしたりして。
そんな事はないと思いますが😅


素敵なフォルムのテリーヌの蓋の上にはお魚。


取っ手には豹???
が、しがみついているの、とってもシュールです。


アプトのブイヨンかテリーヌ。


こちらは大変古く17世紀のマルセイユ陶器です。


中庭。



絵画のコレクションもたくさんあって、面白かったです。


宗教画が結構ありました。


マリアの受胎告知の場面。


光に照らされた聖霊や白い百合が見られます。


天使の羽が赤いのはどうしてでしょう、などいろいろ今思うと質問しておけば良かったことが、写真見ながらでてきています。


木製の彫刻家具は17世紀だったか18世紀だったか忘れてしまいましたが、大変古い家具です。






こんな言い方は軽い気がしますが、とてもセンスの良い絵画の数々が飾られていました。




3人のアルルの女性。




フラゴナールの絵画。



フラゴナールの時代にはセンシュアルで斬新だったとか。
この優しい雰囲気からは想像がつきにくいですが、確かにですね。





陶器コレクションはフランスだけでなく、ヨーロッパやアジアまでいろいろありました。






19世紀のモダンな陶器も。
テオドール・デックの大きな鉢です。



内側が水色で、外側がピンク。
茶色い顔料が垂れているのが芸術的です。

大きな鉢で迫力ありました。



女性と蝶々の装飾が飛び出してきそうで、素晴らしい作品でした。

19世紀終わりなんですけど、既にアールヌーヴォーの雰囲気がみられ、先駆けだったのかもしれませんね。





ご主人さまが音楽家だったらしく、楽器の展示も。



銀食器のリトグラフ。
これを見ると陶器も銀食器の形が基になっているのだなと再確認。





素敵な宗教像も。


可愛い子どもの肖像画も。


マルセイユのタロットも。


ティン缶の小さな可愛いボックスも。

いろんな素敵なものがコレクションされていました。











博物館に行く前に、ヴィンテージ食器使っているレストランに遭遇。
(食べたわけではありませんが)



最近のフランスの流行りといえば流行りのようで、フランス人もやっと自分のおじいちゃんおばあちゃんが使っていた食器を見直してきているようです。

もう10年前は「こんな食器ダサくて見たくない」感じが多かったのですが、良いと思う反面お値段も上がってしまって来ていて複雑です。



ガラガラの博物館を出ると、ゲイパレードの一部が集まって大音量の音楽で踊っていました💦

コロナもまだまだ落ち着きそうにありません、、、😣


気をつけながら外出しています。