2019年11月13日

秋のバルボティーヌ特集♪ 11/21-24 東京根津りんごやさん🍎

展示会へお持ちする予定のお品もののご紹介です♪

オンラインの方で秋のバルボティーヌ特集が出来なかったので、展示会にお持ちします♪
秋色とりどりの可愛い、そして小さめのバルボティーヌ皿が中心となっています。

完品、と言えるものはなく、それぞれに小さな事が少しづつある感じです。

古物ゆえの魅力と思ってくださる方へ♪




やっぱり可愛いですよね!!!

なんかこうワクワクしてしまう、バルボティーヌ皿💕💕💕(笑)






黄色い麦のレリーフの上にブルーのヤグルマギク♪

このデザインがまたたまらないですね。




レリーフ、花粉に当たる部分に釉薬の削げなどが見られます。
裏に貫入なのかラインなのかフチから3.3㎝程のラインが確認できていますが、大変分かりにくいです。

おそらくフランスのサルグミンヌかSalinなどの窯になるかと思います。





そして、カリフラワー?みたいな(笑)
とっても素敵なレリーフと特に綺麗なターコイズブルーのお色!





フチにカケ、釉薬の削げ*中央にも)などが見られます。

ドイツかオーストリアのバルボティーヌです。





そして、ショワジールロワかな、と思ってよく見てみるとやはりフランス国境に近いドイツのバルボティーヌのデザート皿になります。


白地にブルーのリボンがさわやかで素敵です♪
釉薬の削げがリボンの中央にあります。





リムのパールレリーフも可愛いですね♪





こちらはオーストリアのバルボティーヌ。

ヨーロッパ東部のアンティークも素敵ですね。





フチ裏にチップがありますが、表からは分かりません。
良い状態です。





葉っぱのレリーフが多いのですが、こちらはマロニエなのでしょうかね。
マロニエっぽい葉っぱに、マロニエっぽいお花が咲いています。

水色と茶色の地はパニエ風レリーフになった凝ったデザインです♪




とにかく色の組み合わせがとっても可愛いお品です♪





はちみつ色バージョンもございます♪




栗のデザートとか、乗せてみたいですね♪

ちなみに、マロニエの木になる実はマロンですが、これは食べられません。
フランスでマロンと称して売っているものは、シャテニエという木の実なんです。
実の形がとっても似ています。






次も秋らしいお色のバルボティーヌ。

ビザンチン風な柄のレリーフに白いお花が素敵です。





フチにチップが4か所、脚裏にカケ、釉薬の削げなどが見られます。

ここまでは比較的普通のデザート皿のサイズでしたが、




ここから、更に小さめのケーキ皿と呼ばれているドイツのバルボティーヌを中心にご紹介します♪

フランスでのデザート皿はたいてい直径20-21cmくらいが多いかと思います。

でもドイツでケーキ皿と呼ばれるものは、直径が17㎝前後のものが主流だったようです。

フランスならパン皿、と書き添えようかと思ったのですが、お国によってお皿のサイズが違います!
これでパン皿では小さいと食パンを食べるイギリスでは言うでしょうし、フランスではバゲット切ったのとか丸いパンが出てくるので、パン皿だというでしょうし。
ドイツではケーキ皿。
フランス基準の考えがインターナショナルになると通用しないんだな、とちょっとした発見でした。






で、ケーキ皿。

貫入やフチにキズなどが見られます。




こちらもケーキ皿。

アールヌーヴォー調のデザインが素敵ですね♪

いずれも1900年前後のお品です。
ご紹介しているほとんどが1900年前後のものになります。




釉薬のムラ、フチにキズ(手前)などが見らえます。





そして、美しいレリーフのバルボティーヌ。

これまた珍しいオーストリアのバルボティーヌです。

オーストリアでもアールヌーヴォーのムーヴメントに乗って、素敵なバルボティーヌの食器たちが生産されていたようです。
フランス程生産数がなく、貴重なのではないかと思います。





フチ裏に釉薬の削げや脚裏にキズなどが見られます。





大きさの比較です。

右側はフランスで一般的なデザート皿のサイズで直径21㎝程のお皿です。

左はケーキ皿。

東欧はケーキが小さいのでしょうか。
それは冗談として、フランスではフルーツも食卓で各自お皿の上でナイフを使って皮をむくので大き目なのかもしれません。





クレイユエモントローのデザート皿 #1。

葡萄の葉っぱレリーフが素敵ですね。


  #1

乾いている際には分かりませんが、濡らすとこの箇所にラインが浮き出てきます。

表からは分かりにくいのですが、水は表にも染みるようです。

使い終わったら長時間水に浸けず、洗ってすぐ乾かしてください。
この程度ならフランスでは使われています。



  #1

全体にとても薄いシミが見られますが、全体的に均等です。



 #1





#2

全体写真だと分かりにくいのですが、こちらも全体的に貫入と均等にうすーいシミが見られます。





リムは比較的シミは見られません。





裏にやはり珍しいクレイユエモントローの刻印があります。



そして、また小さいケーキ皿に戻ります。





またしても可愛い❣ですね♪

これ、鈴蘭なんですよ。





中央に葉っぱ、外に向かって鈴蘭のお花が沢山あるんです。

ビレロイ&ボッホのバルボティーヌ専門工場で作られていたお品です。




釉薬お削げ、色ムラ、釉薬のムラなど。





フクシア色もございます。




釉薬の削げが一部と裏にカケが1か所ありますが、良い状態です。

去年お持ちした同じタイプの薄い茶色~ピンクも展示会に飾りますのでご覧ください♪





ブルーもまた素敵ですね♪

可愛い水色です。




在庫が3枚あり、それぞれに釉薬の削げやラインのあるものなどがございます。





全体写真で見ると大きさに差があるの分かりますでしょうか。

可愛いバルボティーヌが皆さまをお待ちしております♪


バルボティーヌが苦手だった方もグルニエイデコでご紹介してから、「こんなに可愛いものだったのですね!」というお声をよく伺います。

かくいうイデコも初めの頃はバルボティーヌは取り扱うつもりはなく、でも蚤の市とかで見ているうちに、「あれ、可愛いかも」と手を出してからは、もう病みつきでございます。(笑)
そして今回はドイツ、オーストリアのものまで手を出してしましました!

だって可愛いんですもの💕

展示会に花を添えること間違いなし♪

お楽しみに!

実物見ていただけたら嬉しいです💕
皆さまにお目にかかれるのを楽しみにしております!


エリックペートルの美しい写真とアンティークの額も楽しみに♪
とっても良い作品ができています!(^^)!
https://ericpetr.blogspot.com/2019/10/reves-la-lumiere-de-noel-2019.html


☆☆☆