2026年6月2日

200歳のおばあちゃんです👵 テール・ド・ピープの取り扱いについて

 ファイアンスフィーヌの特にテールドピープについて、以前お客様からお教えいただいた例を基に、ブログ書いてみました。

とても美しい、そして美味しそうなお写真いただきました🤍
ご報告をいただいたお客様からのお写真で、掲載許可もいただいています🙇‍♀️

ご報告からかなり時間が経ってしまい、申し訳ありません🙇‍♀️
写真も遡って探し、フランス語の資料も再読して、ずらずらと綴っているだけですが、ブログにしてみました。
不明な点や違うところはご連絡ください。

こちらがオンラインショップに載っていた時のCREILのオクトゴナルプレートです。

見た感じ、白が目立って染みは分かりにくいかと思います。
このダイヤ装飾素敵ですよね✨️

写真の技術が良くなくて、分かりにくいこともありますが、上の写真ではシミが見えています。
でも、薄いです。

表面にはカトラリーのキズ

リムの内側のエッジにはナイフのキズ

光にかざしてみるとキズやスレが分かりますね。
実際に蚤の市などでも、これをご参考に選ばれると良いのかもしれません。

でも、珍しいものだったらこれくらいは店長買ってしまうと思います🙏
ですので、商品選ばれる時のご参考になればと思います。

そして上のお写真がお客様にいただいたお写真です。
添付写真ではもっとシミが見えていた気がしますが、とにかくご購入いただいたときよりシミが浮き出ています。

今回のご報告は、冷蔵庫に入れただけでシミがでてきたというものでした。

濡らしてもいないのに、シミが浮き上がってくるなんて、店長もショックでしたが、お買い上げいただいたお客様にとっては更にショックだったことでしょう🙏

上記のような事があり、ご購入時にきれいな状態でも、今まで使われてきた形跡のあるテールドピープはこのような事例がでてくる事があるのだと店長も初めて知りました。
長くやってきたつもりですが、まだまだ初めて案件があるものです。
大変勉強になりました。
ご報告いただいたお客様には大変感謝しております🙇‍♀️
と同時にこの件があった後もご利用いただいてくださって、本当に申し訳ないと同時に感謝の気もちでいっぱいです。

以前に熱湯かけたらヒビが入って、中央が黄ばんでしまったテールドピープの件もブログにしてことがあります。
https://grenieridecobrocante.blogspot.com/2019/08/terre-de-pipe.html

テールドピープ自体が現代の食器のようには扱えない事が分かります。
熱湯も注意ですが、湿気も気をつけなければならないという事が今回改めて分かりました。

ファイアンスフィーヌというのは、それまでの18世紀のテラコッタに白い釉薬ではなく、白い素地カオリンを使った透明釉薬のお品です。

そのなかでも、テールドピープと呼ばれる白い粘土は18世紀終わりから19世紀初期まで使われた素地です。
”テール”は土、”ピープ”はタバコパイプの意味があり、パイプ用に使われていた素地なのでそう呼ばれているようです。
柔らかいので彫刻しやすいという特徴があるようですが、食器としては軟質すぎてキズがつきyすいものです。
お持ちの方でしたら、お分かりだと思いますが、手に取った時の感触が軽くてカサカサっとしていますよね。

更に19世紀のテーブルナイフが、鋼製で切れることもあって、テールドピープのような柔らかい素地だと深く傷がつきやすかったと思います。

シミの取り方ですが、必ず取れる方法というのが見つかっておらず、いろんなフランス人ブロカンターさんによれば、

・お皿を入れたお湯に漂白剤を入れて、更にお湯を沸騰させる
とか、
・オキシドールを表面に塗ってオーブンに入れて焼く

など聞いています。
ですが!
聞いただけで、乱暴で陶器が痛みそうと思いませんか。
私はこの方法は真似しないほうがいいかなと思っています。
もしこれ試して落ちた方がいたら教えてください🙏

陶磁器も土ですから、例えば、生きていると想像してみてください。
温泉にはいるように、ちょうどいいお湯加減だったら気持ち良いと思います。
また、日光浴も効果ある場合があります。
水道から出る一番高い温度、うちの蛇口の場合だと50度くらいでしょうか。

バケツいっぱいに入れた高温のお湯に漬けて、釉薬の下までお湯が染みているようなら取り出して(その際にはもう冷えて水になっています)、直射日光の当たる場所に置きます。
早いもので2−3日で染みが消える場合があります。
特にテールドピープ素地のプレートは日光浴でシミが取れやすいことが多いです。

ただし、お湯に漬けて染みがでて水が茶色くなるほどでしたら、日光浴させる前に2−3日お湯を替えながら毎日高温のお湯に漬けます。
ここで、染みが浮き出て濃くなって表面の染みが取れにくい状態になるときがあります。
でも、出てくるのであれば、時間がかかりますが取れる場合が多いと思います。
染みが出てこないで、内側で移動しているようなら油染みの場合が考えられる気がします。
そういった油染みは残念ながら抜けない事が多いです。

結果テールドピープを保管されるなら、乾燥した場所で湿気は避けたほうが良い。
特に少しの湿気でも染みが出てくる場合があるという事が勉強になりました。
本当に申し訳ないです。

陶器が、これはいい、って思ってくれる方法で染み抜きするのがいいと思いますし、シミが抜けなくても放置せず大切にしてくださったら店長としてはありがたいです。
シミがあるから買わない方のお気持ちは大変よくわかります。
ですが、なにしろ熱湯もだめ、湿気にも弱い200歳ほどのか弱いお祖母様ですから、この雰囲気を楽しんでいただけるのが一番だと思います。
ご使用頂くのであれば、サンドウィッチやクッキーなどの乾き物や、ケーキ屋さんで売っているケーキをシートが付いたまま乗せるとかでしょうか。。。
でも、ご報告いただいたお客様の使い方はとっても良いと思います!
それだけに店長も残念でなりません🙇‍♀️

海外サイトの方では、ヒビがあってもシミがあっても買ってくださる欧米のお客様が、多くはないですがいらっしゃいます。

その方たちのインスタを見ると、素敵なホームデコレーションになっていて、さすがだなと思います。

日本では安くてもキズモノは売れない時代になってきました。
最近はオンラインでもイベントでもそれを実感しています。

私もこれから新しい何かを見つけなければいけないかなとは思っています。
今はコロナ以降、フランス人までもが今までは見向きもしなかったおばあちゃんの家にあった食器を高額で販売したり、こぞってあるシリーズに集中していいたり、値段が高騰しています。
このブームはいつまで続くんだろうか。

店長は店長なりのセレクトで引き続き頑張ります!


ここから、また店長個人的なお話です。

テールドピープとか、ファイアンスフィーヌについてとか書くと、また、あの方が自分でしらべたように同じ言葉を使って商品販売されるんだろうなと思うと嫌ですがw
このブログは多くの方にお伝えしたかったので久々に商品のご紹介以外の内容になっています。

でも店長見てますからね!
きっと南の方のお客様に、これ仕入れてって言われていることがあるのかもしれませんが、故意に同じものだとしたら本当に嫌です。
そうでない事を祈っていますが。
多くの業者様には仲良くしていただいて、商品かぶるなんてこと、そうそうあるものではないのですが、これだけ被るってやっぱり、、、?
他の業者さんにもそういう人はどこにでもいるのだと聞いています。

いいとこどりの旅行業のあの方もそうですが、みてるでしょって言いたくなる。
旅行業再開しちゃおうかな、逆にw