左から①②③④
左から①②③④
①にはフチにカケが2か所あり、1か所は蓋裏で表から見えにくく、もう1か所は表と裏につながっているカケになります。
本体のサイドに素地の繫ぎ目のラインから染みたシミが見られます。
②はフチに小さめのチップと、蓋裏にカケが1か所(表から見えにくいです)
②
すべてそうですが、持ち手のラインやレリーフが美しく、手描きで繊細に絵付けされています。
アイボリー地に青緑色と言えばいいのでしょうか、青と緑の間のようなお色で絵付けがされています。
③ やはり蓋裏にカケがあり、表から少し分かります。
③ それと内側の底に製造時にできた釉薬の掛かった亀裂が1か所。
④
こちらは古物としては良い状態です。
蓋の葉っぱの先端に小さなチップが見られます。
④
いずれも古いものです。
状態は様々ですので、UP後のオンラインショップでお確かめくださいませ。
☆☆☆
ルソーモデル
1870年前後、監修者のうちの一人であったルソー氏のプロディユースでシリーズ化されたのがルソーモデルです。
有名なのが北斎の花鳥画風にデザインされた食器ですが、このお品ものはそれとはまた違う商品ラインだったのではと思います。花鳥画のない手描きラインだけのお品は大変珍しいと思います。
年代は1860-1870年頃。ルソーシリーズでも最初の方のお品です。
ルソーモデルの花鳥画シリーズは、お花や鳥、魚などのモチーフがデザインされており、当時の流行だったジャポニズムに影響を受け、陶芸家兼絵描きのブラックモン氏のダイナミックなタッチで北斎の花鳥画を意識したデザインだったようです。
当時だけではなく今でもコレクターさんたちには高く評価されているの花鳥画シリーズです。
また、人気があった商品でしたので、再版もされています。
クレイユエモントローの経営者が替わっていたり、ルソー氏ではなく後継者が監修した花鳥画シリーズもあり、良く知らない方には判断が難しいのではないかと思います。
私にとっても難しい!!!笑
http://www.sothebys.com/en/auctions/ecatalogue/2012/mobilier-sculptures-et-objets-dart-pf1211/lot.185.html
私も間違えますので、業者の皆さま。
くれぐれもコピペされませんように。
多少文章変えても分かりますので、よろしくお願いいたします。
逆に間違えていたら教えてくださいね♪♪♪