2024年1月11日

エリックペートル 写真作品 石川県 金沢兼六園 ” ささやき ”

 去年2023年4月、5月で日本に一時帰国していましたが、GW中に石川県のあちらこちらを友達と総勢6人で旅行していました。

下の写真は5月4日金沢の兼六園夜のライトアップで写真家エリックペートルが撮った写真です。



この2点の作品は去年パリで開催されたグループ展で展示されました。
タイトルは「ささやき」(Murmure)
Murmureの意味はフランス語でささやきとかざわめきとかの意味。
作品左:ささやき 0x608EBF51
作品右:ささやき 0x604ABB51


作者からは、

「2023年の春に日本を訪れた際、5月4日の夜に金沢の兼六園に行きました。
それは満月の夜で、自然のシンフォニーが聞こえました。
樹齢数百年の木々、時代を超えた池、そして輝く月は、私に能楽堂の舞台にいるかのような感覚を与えてくれました。」

エリックペートルの捉えた月の光だったり、ライトアップで照らされた百年生きてきて樹木の光の反射、美しい日本庭園の池の光などを集めてシャッターを押した作品は、翌日に起こる災害へのざわめきのように聞こえたと言います。

こう言ってはなんですが、能登半島を旅しておいて良かった。
そして、また訪れたい場所。
復興したら是非行きたいと思っています。

石川県の良さを私には表現しきれませんが、旅した軌跡を記しておきます。
みなさんもいつか観光してみてください。

以降は私が撮った写真で申し訳ないですが、夜間ライトアップ時の兼六園。
夕食後に見に行ったこともあり、足の悪い友人のお母様にも見てもらおうと、閉館ギリギリまで時間が少なかったのですが、どうにか橋も渡って全部見させていただきました。
係の方も優しくて、友人のお母様に付き添ってくれたり、本当にありがとうございました。

翌日、金沢から輪島へは観光バスで移動ました。
金沢〜輪島、そしてその先まで行くガイドさん付きの観光バスがありました。
いろいろあるようですので、検索されてみてください。

千里浜なぎさドライブウェイ
日本の海岸では珍しく車で入れるビーチ。
とても長いビーチです。
私達はガイドさん付きの観光バスで。

機具岩(はたごいわ)


大本山總持寺祖院
https://noto-soin.jp/visit/keidai/
お坊さん自らが説明をしてくれたお寺。
素敵な書道のふすま。




そのお坊さんがとてもお若い方で、私達の6人中3人が外国人だと分かると、英語で説明を加えてくれるという親切な方でした。
聞くと、パリに留学していたことがあるとか!
フランス人もびっくり!でした。
このお寺までにも被害が遭ったそうで、どうされているかと思うと、心が痛みます。
いつもはおしゃべりなフランス人たちも静かに食べてくれました。
精進料理。
こういうのが嬉しい♪
おいしかったです🙏

GW中でしたので、人出もまあまああり、友人のお母様が足が悪いので、上から見るだけにしました。
 
そして、早めにバスに戻り飲み物飲んだりして休んでいたその時・・・

ものすごい揺れを感じました😲

バスの中だったので、バス自体が揺れているのがすごく分かりましたが、何が起きていたのかさっぱり分かりませんでした。

するとスマホのアラートが鳴り響きはじめました。

これ、地震なの!?

揺れてるけど、地震だと分かるまでに時間かかりました。
バスの運転手さんがバス揺らしてるとか、何かの訓練かも?なんて思いましたが、そんな訳ないですよね💦

震度6強でした。
このアラートが出たときのサイレン音と言ったら、怖かったです。
ウ〜ウ〜ウ〜📣の音が、私だけではなく音をオンにしている人全員から聞こえるんですよ、それが怖かった。

ちなみに、フランス人たちにもアラートの着信はあり、ちゃんとフランス語でメッセージが来ていました。

珠洲市の道路が閉鎖されたと連絡が入り、塩田には行けず観光はここまで、輪島へ向かうことになりました。

引き返す直前にバスの中からちらっと見えた窓岩
この岩は2024年元旦の大地震で崩落してしまったようです😢

輪島に来たならやっぱりお魚ですよね。
ということで美味しいお寿司をいただきました。
輪島でのどぐろという珍しいお魚も知りました。
のどぐろのふりかけ買って帰りました。
この後も大阪でのどぐろのお寿司食べたりしました。
その帰りに輪島キリコ会館
御陣乗太鼓の実演を見ることができました。
すごい迫力で感動モノです。
まだ余震があるとニュースでやっていて、案の定ホテルに戻ると震度5の揺れ。
机の下に頭だけ隠しましたが、どうにか収まってくれました。


翌日にキリコ会館も訪れて、お祭りの時期にまた来たいと思いました。
かなり海沿いにありましたが、キリコ会館はどうだったのでしょうか。。。



5月6日の朝には輪島の朝市へ。
ここではお土産をた〜くさん買いました。
皆さん優しくて、楽しかったです。
ここで売っていたえがらまんじゅうのできたて熱々がとっても美味しくて、東京に戻った際にインターネットで冷凍のえがら饅頭を注文したほどです😊
黄色い米粒の付いたこしあんか粒あんが入ったお饅頭です。
えがらまんじゅう
https://egara.biz/
いつか復旧してまた食べられることを祈って。

昔ながらのお店を営む古い家屋が立ち並ぶ商店街。

輪島塗は綺麗でした。
義理の妹にお弁当箱を購入。
乾物屋さんも楽しく、いろいろ試食させてもらい、いろいろ買ってフランスに持ち帰りました。

洋風な建物もありましたね。

商店街に神社もありました。

私と同じ苗字の酒店。
まだまだお店いっぱいありました。
全部紹介できませんが、お店の方たち、市場の露店の方たちがご無事でいてくれるといいなと思っています。
復興に時間がかかると思いますが、輪島の朝市は形が変わっても復活してほしいと思います。
生姜焼き食べた食堂、コーヒーがおいしいレトロな洋風喫茶店、などなど、たった1日しかいませんでしたが思い出の多い輪島です。
翌日に和倉温泉へ行き、翌々日大阪に戻りました。
とても親切にしていただいた和倉温泉の宿もどうされていることか。。

2024年1月1日の大震災で輪島の朝市通りほぼ全滅だと聞いて涙がでるくらい悲しかったです。
住んでいた訳でもなんでもないのに、行ったことがある場所となると、親近感が湧いていたのだと思います。
もし霊感があって、前日の金沢兼六園でのメッセージの意味が分かっていたら、何か変わっていただろうか?とは思います。
きっと何も変わらず、避けることはできなかったに違いないとは思いますが。。。

今回の2024年元旦で災害に遭われた方たちに少しでと思い、個人的にふるさと納税のサイトから、返送品なしの募金のみに寄付させていただきました。
まだ赤十字が募金を募っていなかったので、見つけたのがこれしかなかったというのが事実ですが、赤十字も1月4日から能登半島の震災への募金を始めています。
ただし、海外の方が募金することができず、日本の銀行へ直接振り込まなければならないのがネックです。
海外送金だと手数料が大変高く(4000円〜8000円くらい)残念だなと思います。

写真家エリックペートルの「ささやき」が少しでもお役に立てたらと思い、売上の半分を義援金として寄付させて頂く予定です。

アート作品ですので、好みがあると思います。
また、芸術作品は高価なものです。
無理にご購入される事だけはされないでくださいね。

この金沢で聞いたささやき、またはざわめきが光となって表現された作品を気に入ってくださる方がいたら、いいなと思っております。
そんな事も踏まえ、日本用には安いお値段設定にしてもらうようお願いしました。
(フランスと英語圏の国へは倍の金額での販売となります。㊙)

1点1点別々での販売となります。
詳細はこちらのグルニエイデコのサイトからご覧ください🙏
作品左:ささやき 0x608EBF51
作品右:ささやき 0x604ABB51


能登半島だけではなく、富山県、新潟県にまで被害が及んでいると聞いています。
いち早くこの地方全体の人々が安全な場所で暮らせるよう、復興してほしいと心より願っております。

☆☆☆

https://www.ericpetr.net/blogue/don-profit-victimes-peninsule-noto-ishikawa-2024/
以下途中からで省いた部分ありますが、エリックペートルのブログより抜粋してあります↓↓↓


私たちはバスで能登半島の北から珠洲へ向かっていたが、2023年5月5日午後2時42分、マグニチュード6.5の激しい地震によって突然進行が止まった。その後、多数の余震が続いた。 24時間。 

その夜、兼六園で地震のざわめきを聞いたのだと分かりました。 

そこで私はこの写真作品を「ささやき」と名付けることにしました。 

偶然、あるいはむしろ出来事の同時性、あるいは私たちから逃れる順序によって、私はその後、2023 年 10 月にユネスコ CNFAP とともにパリのヴィル・ア・デ・ザール・ギャラリーでこのシリーズからの 2 枚の写真を展示することになりました。


2作品の特徴

左の作品名: ささやき 0x608EBF51
右の作品名: ささやき 0x604ABB51

制作: 2023
コピー : #2/3 (限定版 3 部 + 1EA)  
寸法 : 30x30cm
技法 : 現場長時間露光デジタル写真。
Nikon DF カメラ、Nikkor H-85mm f1.8
印刷
: Hahnemühle Fine Art Bright&With Rag 310g紙 に顔料インク
署名 : 裏面に署名
証明書 : あり
フレーム : ライトオークの箱、美術館のガラス付き
: 表面に非常に目立たない欠陥がありますフレームの端 (-10% の割引)
無料 : 私の著者の本「Spirituelles Odyssées」


−−−−− 以上作家本人の引用でした。


個人的に寄付をお考えの方は、義援金については、こちらが分かりやすいと思いますので、ご参考にされてみてください。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240110/k10014315141000.html

くれぐれも詐欺にはご注意を。

私の場合は、はじめの段階でYahoo募金はヨーロッパからは使えないし、赤十字もまだ義援金を受け付けていなかった時点でしたので、ふるさと納税(募金のみで返送品なし)にしたのですが、正しいサイトだったのか今思うとちょっと後悔です。
寄付をしてまだ日が経っていないので、今すぐは難しいですが、次回は赤十字にしようと思っています。
また、もちろんエリックペートルの写真が売れた際には、半額ではありますが日本赤十字に寄付させていただきます🙏🙏🙏


上の写真をクリックすると販売ページに飛びます↑

作品を大きなサイズでご覧になりたい方はこちらからどうぞ

この写真のもつパワーを見るだけでも是非ご覧ください。