アンティークのムスティエには何とも言えない魅力があります。
でも今回は20世紀の陶芸家の商品のご紹介です。
アンティークではありません。
温かみのある手作りのお皿たち。
マルセイユ出身のシモーヌ・ファヴィエさんはRiezというムスティエの隣町で陶芸をされていました。
ムスティエの伝統的な作りを再現してきた方で、大きな工場としてではなく個人として陶芸家の巨匠と呼んでもいいのではないかと思います。
ラリエなどと共に、普段使いの食器だと思っていましたが、シモーヌさんが亡くなられた2010年のクリスティーズの競売ではイニシャルの入ったセットが推定価格よりも大幅に高値で落札されています。
今はお手頃に手に入りますが、
これから価値の出てくるものかもしれません。
また、ムスティエ近辺の村で作られても、南仏の人々はムスティエと呼んでいます。
伝統的なムスティエ陶器を作られていたのだから私もムスティエと呼ぶことにします。
とっても雰囲気のあるお皿たちのご紹介です。
デザート皿と、小皿の2種類です。
デザート皿の方は直径20㎝程。
花形リムが素敵なお皿です♪
デザート皿の在庫は8枚。
アンティークのものに比べれば、いくらクリスティーで高値が付いたお話があっても、グルニエイデコではリーズナブルにお求めいただけます。
使うのが目的なら尚更、お勧めです。
ただし、現代のものでも南仏陶器に関しては(南仏だけではないかもしれませんが)、電子レンジや食洗器はお避け下さい。
電子レンジに関しては、素地の中に鉄分を含んだ土が使われているからだそうです。
これは現代陶芸家からお聞きしたお話。
釉薬の下に見える素地がテラコッタのように赤土っぽかったらまず電子レンジは避けた方がよいと思っていただいて良いと思います。
昔ながらのムスティエの作りを受け継いでいるのですから、当たり前と言えば当たり前かもしれません。
素敵な陶芸家さんの食器を使うって、そういう事なんでしょうね♪
私も日本の陶芸家さんの湯飲み、ヒビが入ってしまいましたが、そのまま使い続けています。。。(笑)
あ、話が違いますね。
裏はこのように。
S・Favierのサイン。
これもいつか貴重なものになるかもしれませんよ♪
とにかく綺麗でアンティークが苦手だがムスティエが欲しい方に、また器好きな方には気に入っていただける素敵なお皿です。
キズなどはほとんど見られず、貫入のみられるものはありますが、それで普通な南仏の陶器です。
年代は20世紀後半。
1970-80年くらいでしょうか。
白くて小さめで使い勝手の良いお皿です。
また、高さがほとんどなく、平たくて可愛いお皿です。
ケーキにフルーツに、チーズでもサラダでも、なんでも合うのが白の強みですね♪
そして、裏側に見られる釉薬を乾かす際にできる窯キズも、きちんと削ってあり引っ掛かりがありません。
これはありがたいですね。
ここまでデザート皿でした♪
こちらは小皿。
小皿の方は本当に小さくて、でも豆皿というには大きい。
さくらんぼを乗せてみるとこのような感じです。
小さいのがお分かりになりますでしょうか。
あ、またやってしまいました。
今頃気が付きましたが。
ボールペンが見切れてる~~~💦
小さいのがたくさんあるとかわいですね♪
このように、シモーヌ・ファヴィエさんのサイン入りです。
このサインはシモーヌさんしか使えないでしょうから、貴重だと思います。
キズもほとんど見られず、綺麗です。
貫入のみられるものもありますが、これは陶器の特質ですので普通の事です。
また、ポーセリンには出せない人間的な表情があるのが陶器の良さだと思います。
薄っすら下の素地の色が透けて優しい白が素敵です♪
大きさ比較です。
右上のお皿がデザート皿。
左下が小皿です♪
(スプーンはコーヒースプーンです)
以上のお品ものは7月中にはグルニエイデコのオンラインショップでご紹介させていただきます。
もう少々お待ちくださいませ。
グルニエイデコのオンラインショップ
店長 イデコ(*^^*)