2019年10月30日

白いレリーフの美しいドラジェボックスなど♪ Reves a la lumiere de Noel展 東京根津りんごや

シルク製の、またはグリザイユのプリントがされた紙製のドラジェボックスは見て来ましたが、今回初めてエンボス加工のされた紙製のドラジェボックスに出逢いました♪




美しいエンボスのボックスが3個も手に入るなんて❣




こんな美しいボックス、今でも作って欲しいですよね。




まずはラベル付きのボックスから。

このラベルがあるから結婚式や洗礼式の際に配るドラジェ、またはお菓子の入っていた箱だと分かります。

ラベルは部分的に薄れていますが、このラベルこそが大切。
歴史的背景が見られる貴重なラベルです。

1867年にパリ万博でブロンズメダル、1868年にルアーヴル万博で銀魂メダル、1873年にはリヨン万博で名誉賞(と言ったらよいのでしょうか?)を取ったことが記されています。
そんな万博見てみて見たかった。

このボックス自体は1873年直後のものではないかと思います。




内側の一部に汚れが見られます。

幸い蓋の部分はスレと少しの歪み以外は良い状態だと思います。

特にこのラベルが付いているのは貴重です。







そして次は薔薇のレリーフ💕




これは美しい❣
が第一印象で、雑貨は。。。なグルニエイデコですが、仕入れずにはいられませんでした。

中央に大きな薔薇と、周りに薔薇のお花や蕾が配置され、とっても素敵なボックスです。





中には、もともとのものではないかと思いますが、レース風ペーパーが入っています。



とっても薄くて繊細な紙です。

この上にドラジェが乗っていたのですね、きっと。





サイドにシミのみられる部分。




こんなドラジェボックス、もう出会えないかもしれません!








イデコが欲しい。

すみません。





そして、上の2点は一緒に仕入れたものでしたが、最後のこれもまたご縁あって蚤の市で出会えました♪

これだけ別の場所なんですけど、業者さんにこのボックスはなにが入っていたのですか?
って聞いたら、しばらく悩んで「リボンかしら」っておっしゃっていました。爆

面白い。

でも本当、さっきのラベルがなければ、ドラジェボックスとは気が付かないでしょうね。





本当に古いものなのかと思うほど綺麗です。

艶もあります。





サイドにシミ。

やはり古いものですね。





いろんなお花とロココ風なレリーフが素敵です♪





よくぞ残っていてくれました!

保存してくれていたフランス人の方に感謝です。

大切にしてくださる方へ。




そしてレリーフ続きで、ミセルもお持ちします。

聖杯と葡萄の蔓と星が素敵なミセル(キリスト教本)です。





中身はジャンヌダルクのミセルと書いてあります。

おそらく書いてあることは他のミセルと同じでキリスト教の教えについて描かれているのだと思います。





こういったキリストや聖母マリアに関する挿絵が合計3枚あります。

どこがジャンヌダルクなのかというと、




これはメモの自由にメモができるページですが、枠にあるイラストがジャンヌダルクに関するもののようです。

ジャンヌダルク好きにはたまらない、ミセルになるでしょう。




素敵ですね♪
星も可愛い✰





そして白もの続きで、白い猫ちゃん、

ビスキュイ焼きの可愛い猫ちゃんです。




賢そうなネコちゃんですね。



耳の上と鼻にカケ見られます。




モモにサインらしきものが刻まれていますが、、、判別不明です。

古物として大切にしてくださる方へ♪

写真家エリックの作品も素敵ですので、お楽しみに!

実物見ていただけたら嬉しいです💕
皆さまにお目にかかれるのを楽しみにしております!




☆☆☆







ナポレオン3世時代の聖水盤などのフランスアンティーク雑貨 展示会11/21-24東京根津りんごや

引き締まった黒が特徴的なナポレオン3世時代の装飾物たち。




長い美しい羽をもった天使たちのレリーフ聖水盤、ベニチエです。





木製のベースが漆黒に塗られ、その上に美しい天使のレリーフが付いています。

下には実際の貝で聖水盤部分が作られたベニチエです。




ちょっとピントが。。。💦
すみません。




美しいお顔でお祈りをされる天使。





羽根の先にキズが少し見られますが、手にも足にもカケがなく、古物として大変良い状態だと思います。




天に導く役目の顔に羽の生えた天使。





額に星が付いていて、とても美しい天使さんです。





ベニチエ部分は釘で取り付けされていますが、多少穴の方が大きいみたいで触ると動きます。

触らなければ落ち着いた状態です。







美しいですね~💕





そして、細かなレリーフが美しいふたりの天使像。





十字架の左側、左側の天使の羽根などにカケが見られます。





左側の天使の羽根に接着の跡。





右側の天使の羽根も下の方がカケています。

「神を信じます」

神とはイエスキリストの事なんですが、この厳かな雰囲気が素敵なクリスマスを演出してくれそうですね。

そうでなくても普段から守ってもらっているような気分にさせてくれるお品になるでしょう。





足元の雲の中には顔に羽の生えた天使像。




こちらもまた、美しいですね💕





引き締まった黒の続きで、額に入った絵画。



黒に見える額は実は濃い焦げ茶色です。
木製の額にペイントされています。




基になっている絵画が大変美しく、ルーブル美術館所蔵の17世紀の絵画のレプリカです。

20世紀初期のものではないかと思いますが、絵画の部分は銅板をドーム型にしたもので、手作業で作られたものと裏に書いてあります。





ナポレオン3世らしい、黒地に小さな星が沢山ついたとても小さなトレイです。

アクセサリーとか、小さなものを入れるのに最適です。

素材はパピエマシェ。
今では見られない技術です。




パピエマシェもコレクションすると楽しいお品ですよ♪





フチのゴールドの剥がれが少し見られますが、大変良い状態です♪
在庫は2個あります。





19世紀終わり頃の当時のファッション誌の切り抜きを額装したものです。




当時のオシャレなマドモワゼルたちが可愛いグラヴューです。

黒く塗装された木製の額に、ダゲレオタイプ写真用のガラス枠が入っており、昔は写真が飾られていたのだろうな、と思います。

写真ではなくこうしたイラストの方が飾りやすいですね♪

素敵なお品です。





そして比較的最近ぽい額にやはり19世紀終わり頃のグラヴューが額装された2点のお品。

それぞれ綺麗なブルーが印象的です。




ちょっと優雅な気分になれそうな、美しいグラヴューです。

今気が付きましたが、グラビアって言いますよね。
印刷の方法の事なんですけど、まさに当時のグラビアアイドル的な雑誌だったのかもしれません。

ちなみに、雑誌と言っても当時は厚く重たい辞典のようなものでした。

こうして額装して大切にするのは本当に頼もしいなと思います。

写真家エリックの作品もアンティークに合う素敵なものに仕上がっていますよ、お楽しみに!

実物見ていただけたら嬉しいです💕
皆さまにお目にかかれるのを楽しみにしております!


☆☆☆