2021年12月30日

オクトゴナル いろいろ 南仏陶器 ファイアンスフィーヌ

 次回更新予定のお品もののご紹介です。

南仏陶器やファイアンスフィーヌのオクトゴナルご用意しております。


まず南仏から。


緑釉の素敵な大皿です。
ずっしり重みのある、ラフな作りは南仏ならでは。

1枚目の方は表面が曇りがちでザラつきが見られます。
使われて擦れたというより、窯に入れて焼いている際に空気の変動により灰が入ったなどの事ではないでしょうか。
使用していただくには問題はないかと思います。
電子レンジ、食洗機、浸け置き不可です。

大きめのお皿です。
上にクレイユのドデカゴンプレートを乗せてみました。

2枚めの方は艶がよろしいです。
この付近等なところが南仏陶器。

個性が1枚1枚にでています。

オーバルオクトゴナル皿。
左は大皿と同じ窯、右の焦茶の小さめのオクトゴナルオーバル皿は窯が不明です。
南仏でなければフランス北部のものかもしれません。
不器用な作りがまた可愛いプレートです。


黄釉の深皿も南仏陶器。
この焦茶のラインがまた、素敵、ですよね♪


南仏で採掘された自然なお色の顔料。
黄色い土壌が本当に存在します。


やっぱり人間味のある表情ですね。


こちらは、ヴィンテージのお皿。
ロベール・ピコーによるオクトゴナルプレートです。
隣人だったピカソが窯を訪ねて、陶器作りを教えてあげたのがピコー。
パリの美大を出て、南仏に下り窯を開いた、やはり経歴だけでもただ者ではなかったピコー。
フランスではピコーのヴィンテージ食器が大変人気です。


この茶色とグリーンでナイーヴな絵付けが特徴的です。


南仏ではないけれど、南仏モンペリエ風のお皿。
美品です。
これ、エミールテシエなんですよ。

私が白いものばかりしかご紹介していないので、カラフルなものはご存じない方もいらっしゃるかも知れません。

18世紀のモンペリエ陶器風に黄釉にお花が描かれて、虫が描かれているのも18世紀風です。


それからファイアンスフィーヌのオクトゴナルとドデカゴンたち。


ドデカゴン2枚はかなり風化しています。
インテリアの飾りや乾き物などに🙏


今回のオクトゴナルはショワジールロワのオクトゴナル。
クレイユの影響を受け作られたであろうオクトゴナルです。
初期のショワジーのようで、また素敵な雰囲気です。


以上、いろいろなオクトゴナルをちょっとづつ。


組み合わせてよし、単品で楽しんでよし、やっぱり素敵なオクトゴナルのフォルムです。



素敵なので似ている写真ですが、もう1枚!

どうぞお楽しみに!

今年最後のブログになると思います。

今年も皆様には大変お世話になりました。

心より感謝しておりますm(_ _)m


毎年続けていられるのも、お客様のおかげでございます。

来年こそは日本に行きたい、気持ちはいっぱいですが、どうなることでしょう。

皆様にはお身体ご自愛頂きご健康でいらっしゃいますように。

来年もよろしくお願いいたします。m(_ _)m

店長イデコ


グルニエイデコのオンラインショップ

https://grenierideco.com


2021年12月28日

フランスアンティーク ピシェ 水差し 次回更新予定のお品ものです♪

 次回更新予定のお品ものです。


今回はアンティークの水差し、ピシェを中心にご紹介します♪


白いピシェが3点。

こちらは、アイボリー色のサルグミンヌの花リムのピシェなんですよ!

コーヒーポットと同じフォルムですが、蓋を乗せるエッジがなく、水差し用として作られたお品のようです。
クレミエより大きいです。


シミが下部後方に見られます。



コーヒー用に使われていた形跡でしょうか。

花リムのピシェは珍しいと思います❣


続いてもサルグミンヌです。
19世紀の白いファイアンスです。
持ちての天辺が鳥の頭のような装飾です。


遠目で見るときれいに見えますが、
今回のお品は、美品とは言えませんが、気に入ってくださる方へ。

↑持ち手付近の縁にライン。



縁のチップ。



チップの裏にぶつけたような跡。
貫入やシミなど。



こちらはボルドー窯ジュールヴィエいヤールの白いピシェ。

こちらも遠目で見ると綺麗に見えますが、


貫通したラインやチップがあります。


水を入れてお花を飾ったりするには問題ないと思います。

お花を飾るのには便利で素敵なアイテムです♪



続いて、サルグミンヌの水差しと水受け。

よくトワレットと言われますが、トワレットは身だしなみの意味です。
水道が普及していなかった時代に、化粧室や寝室においてあったもので、手を洗ったり顔を洗ったりしていた道具です。

それとは別に汚物を入れるポ・ド・シャンブルという道具がありますが、大昔これをカップとして販売されていた方がいたと聞き驚き。笑

フランスにはいろいろな用途のファイアンスが存在して、本当に面白いです。


当時は井戸のお水を汲んで入れておいてのでしょうね。

今回ピシェと受け皿のボウルは別売りになっています。

後ろ側にパープルっぽいインクのシミがあり、

水を入れた場合このようにシミが出てきました。
今はこの状態がまた少し薄くなってはいます。

使ってみるとこういう発見があって、販売する前にお伝えできるので良いかなと思います。
ただ、全部はテストできておりませんが💦


水受けボウルは別売りです。

カケた跡?か大きめのヒビがあります。
接着してあるのか、グラつきは全くありませんが、コンデション承諾してくださる方へ。


裏から見たところ。


マルシェのお花です。
南仏のというか、近所のマルシェのお花はとくにおしゃれな珍しいお花などはなく、こんな感じです。
ざっくり生けても、おしゃれに生けても絵になるピシェです。
イデコの場合は、どうしても野菜にしか見えない花生けになっています。笑



お花の色によって雰囲気がまた変わります。



別売りですが、セットにするとこのように素敵♪
重さの関係とピシェは状態が良いので、いずれか選びたいかも知れなしと思い、別売りにしてあります🙏


それから、ピション窯のパニエ風陶器。

このシリーズは可愛いですよね❣


安定感のある脚のないタイプです。


その他の状態などはオンラインショップでお確かめください🙏

その他、こんなポーセリンのピシェとボウルもご紹介します💝



どうぞお楽しみに❣

店長イデコ😊


2021年12月24日

🎄 JOYEUX NOEL 🎄 年明け第一弾はヤドリギ特集♪♪♪ グルニエイデコ オンラインショップ https://grenierideco.com

 年明けの更新ではヤドリギ柄の食器たちをご紹介したいと思います。

年々いろんな方がヤドリギ柄の食器を販売されるようになり、なかなかこちらまで回ってこない状況のなか、ご紹介できるものを集めました♪






まずはリモージュのヤドリギシリーズ。


リモージュのヤドリギ柄はありそうで、なかなかない、大変珍しいものだと思います。
1908-1920年の短い間のリモージュのブランドです。
だからこそなかなか出会えない貴重なヤドリギ柄です♪

コーヒーポット、大変状態がよろしいです。
すべて軽くご紹介しますが、詳細はオンラインショプでご確認くださいませ🙏


シュクリエは蓋がありませんが、やはり状態良いです。


クレミエも大変状態よろしいです❣


フランスですので、デミタスカップが主流だったわけですが、小さめのカップとソーサーたち、Aランクの状態のよろしいものが6セットご用意しております。






ソーサーも状態良く。
多少金彩の薄れが見られる部分はあります。


Bランクのカップアンドソーサーは1客。


縁にキズがあるだけなのですが、気になる方は金継ぎがとっても合うお品です。

もともと金彩で飾られているので、金継ぎしても目ただないのが良いところ。


Cランクは2客ご用意しております。


カップもソーサーもチップが1ヶ所づつあります。
こちらのカップにはチップと同じ場所にラインもありますが、最後にお譲りします。


古いものですので。
でも、ヤドリギ柄のリモージュなんてそうそう出会えませんよ❣

金継ぎして大切にしてくださる方へ。


こちらの方からお譲りします。




その他の詳細はオンラインショップで🙏


こちらもなかなか出会えない、ディゴワン&サルグミンヌのヤドリギ深皿。


口径20cm弱の小さめのボウルです。


ラシュナルのヤドリギシリーズも素敵、ですよね♪
最近はフランス人も高く販売していて本当に困ります。

コロナ以降、オンラインブロカント始めた方が増えたようで、仕入れも大変ですよ❣



今回のロンシャンのヤドリギプレートは、美品とは言えないものばかりです。
でも、やはり金継ぎなどして大切にしてくださる方へ♪


ディナープレート#1

裏にカケとライン(貫通)

表からだと一見分かりにくくはあります。


ディナープレート#2

カケが1ヶ所


ディナープレート#3
こちらだけはアンティークとして状態が良いと言えます。




最後は上記のものよりサイズが小さめのデザート皿になります。


やっぱりカケ。

アップにするから目立ちますし、知っていれば気になる、でもアンティークとしてお直ししたり、このままでも気に入ってくださる方へ。



この柄、素敵ですよね!!!


ガラスものも、少し。


曇ガラスにヤドリギ柄のエナメル彩ボンボニエール。
ガラスの下にはVSマーク、ヴィクトールサグリエの刻印。

ヴィクトール・サグリエは、アール・ヌーヴォー時代の金工師で、美しいメタルのデザインとガラス製の器とを組み合わせて素敵なお品を生産していました。


こちらのシュクリエも蓋はありませんが、ヴィクトールサグリエのお品。
シルバープレートの持ちてにSFの刻印、これはヴィクトールサグリエのシルバープレートに入っている刻印です。

またガラスの底にVSの刻印。

素敵でしょう、ヤドリギのエナメル彩!
エドモンラシュナルのデザインではないかと思いますが、サインがないので判別できていません。
大変珍しいシュクリエです。

シルバープレートの黒ずみ、すみませんが磨いてください🙏
綺麗になりますので💝

そして、珍しいコンポティエタイプ。

エナメル彩に薄れが多少見られますが、ガラス自体の状態は大変良く、綺麗な状態です。
こちらもラシュナルのヤドリギ、ではないでしょうか。
違ったら教えて下さいね♪


金彩の部分に多少剥がれが見られますが、

グリーンのエナメルは比較的綺麗に残っています。



美しいですよ♪

めったに出会えるものではありません💝


今年も幸運を呼んでくれるといいな、ヤドリギ特集ぜひお楽しみに❣


以上のお品ものはグルニエイデコのオンラインショップで年明けにお目にかかれます。

詳細はメルマガで💝

クリスマスもコツコツ準備中です。


皆様もお忙しい時期かと思いますが、素敵なクリスマスを🎄🎄🎄

💝Joyeux Noel💝


店長イデコ🎅

(余談ですが女性のサンタさんの顔にしたかったのですが、パソコンからだと男性しかない😅ので、これで失礼します🎅)

良いお年を💝


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