蓋とソーサー (受け皿)付きです。
年代は比較的新しく1980-2000年頃のものではないかと思いますが、とは言え、クリームウェアの伝統を忠実に守って作られていたお品です。
工業製品としてではなく丁寧に作られた価値のある貴重なものです。
18世紀のリーズ窯が基になっています。
本物のアンティークならイギリスのサイトでは約1200ドル。
日本円なら132000円と言ったところでしょうか。
でも、ヴィンテージ品の比較的新しいものであれば、手に入る金額です。
比較的新しい、と言ってもこの窯自体は同じくイギリスの古くから存在する窯Denby社に買い取られているようで、リーズ窯の伝的なクリームウェアの生産はかなり前に終わってしまったようです。
ヴィンテージの名の通り、これから何十年もすれば、これも貴重になるお品だと思います。
美術の世界でいえば、、15・16世紀のルネサンス様式が流行り廃れた後、19世紀にネオルネサンス様式として流行ったように、流行がリバイバルされることは大昔からある事なのですね。
このネオクリームウェア(勝手に名付けてます)も、リバイバル、だけど何十年もすれば神髄のクリームウェアと肩を張るくらいのお値段になるかもしれません。
特にこのように複雑な手作り品ですと。
まずは4面ご覧ください。
そう、ギャルリーイデコ風なご紹介にはなりますが、ヴィンテージというだけで、ギャルリーの方でではご案内できない、しかし他のものとはやはり分けてご紹介したい、と思っておりました。
他のクリームウェアは後日ご紹介いたします♪
取っ手のある面。
後ろ面。
反対側の取っ手のある面。
上から見たところ。
蓋の持ち手の詳細です。
なんのお花が咲くのでしょうか。
くねった茎と可愛い蕾、葉っぱのレリーフも詳細に表現されています。
ヒビやカケ、修理跡は見られずきちんと付いています。
蓋のつまみのアップを後ろ側から見たところです。
蓋の裏側。
本体の内側。
ツヤツヤです♪
貫入は広範囲に見られます。
もともと栗や胡桃などの木の実を入れておくための器だったようで、あまり動かす機会のない器で会ったことは確かです。
そのおかげで、貫入はありますがかなり美品、ほぼ完品の状態です。
ここに、手作りならではの個所が見られますが、カットワーク部分は手でカットしていたと見えたまにずれていたりします。
それでもかなり器用に全部カットしてくださったのでしょうね。
気が遠くなる作業です。
イギリス人の職人さんがどれくらいの時間かけて作ったのかと思うと、頭が下がります。
透かしが素敵ですね♪
両サイドの取っ手の根元にお花の飾りが付いています。
これも古くからのモチーフ、素敵です。
ちょっと接着部分にムラが見られますね。
クネクネがまた素敵です♪
元の器は生地を型に入れて作られています。
裏側に型に流し込んだような跡が見られます。
または釉薬のムラ
釉薬の厚みの付いた部分に貫入。
受け皿はこのままお皿として単品でも使っていただけます。
オーバル型の素敵なプレートです。
すみません、本当にきれいな状態であまり特記することがなくて。。。(笑)
小さな素地ムラです。
なんだかわざわざ見つけたみたいになってしまっていますが、本当にきれいなんです。
貫入が一部に見られます。
多少の素地ムラなど。
裏を見れば手で丁寧にカットされた跡。
全面カットワークの貴重で珍しいお品です。
リンゴなど、入れてみましたが、作りが繊細で軽めの為、重たいものには合わないと思います。
本来の目的通り木の実などがあっていそうです。
でも、このままでとーーーっても美しいインテリアになりますので、もちろん眺めて楽しむだけでも気持ちが踊ります♪
長く大切にしてくださる方へ♪
美しい陶器製のパニエです。
以上のお品ものは2月3週目のグルニエイデコのオンラインショップでご紹介いたします。
お楽しみに!
店長 イデコ(*^^*)
http://ideco.ocnk.net/