2022年6月25日

エミールテシエの個性的なピシェたちとシモーヌさんの白いプレート

 次回更新予定のお品もののご紹介です。

20世紀白いファイアンスの素敵なお品から。


エミールテシエの大変個性的なピシェとコルベイユ。
ピシェたちが、とっても個性的すぎちゃったかな💦って思っておりますが、気に入ってくださる方がいらっしゃったら良いなと思っております。

持ち手が両サイドに、

注ぎ口も両サイドにあり、
下の方に丸いボタンのようなレリーフがある古代の水瓶のようなピシェです。


安定が良いので大きめのブーケも生けられるかと思います。


こちらもまたエミールテシエのピシェとしては珍しい、渦巻きとジグザグしたレリーフのお品です。


細長のピシェです。




そして次のピシェが面白い。
3ヶ所に人面がある、レリーフピシェです。
誰なのでしょうか。
人物のモデルがいるのかいないのか考え出したら止まらないピシェです。


真ん中は優しいマダムのお顔。


両サイドはそれぞれ険しいお顔のムッシュたち。。。

いったいどうして???

20世紀初期のフランスのバルボティーヌには人面を模ったピシェが生産されておりましたので、それらがインスピレーションされたのか?
バルボティーヌの人面は有名な政治家や軍人などの英雄がモデルになっていたいみたいです。


バルボティーヌの本から↑


ドライフラワー挿してみたら、カーッと怒って噴射しているおじさんみたいになってしまいました。爆


女性は優しいお顔。


と言うことは、この二人のムッシュは恋敵?

何度考えても答えは出ません。



そして、久しぶりに、葡萄レリーフのコルベイユ。


側面の葡萄のレリーフと、パニエ風の編み編み、繋ぎ目にはお花が付けられ、とっても手が混んでいます。


鉢カバーとして、そのままでも大変絵になります♪



そして20世紀の白いファイアンス続きます。
シモーヌ・ファヴィエさんの白いプレートとカップです。


今までに何度かご紹介してまいりましたが、(といっても2回?)もう2度と出会えないだろう、出会えないだろうと思いながら、今回も少しですが手に入れることができました❣️

上の写真は直径27cmほどのメイン皿です。
2枚ご用意しております。


この大きは初めてご紹介すると思います。
クレイユエモントローのデザート皿と並べてみました。


パン皿ほどの小さめのデザート皿も2枚、ご紹介できます。

下地が黒っぽい素地みたいで、白釉が透けた部分にコントラストができて美しいです。

また、プレートという名にふさわしく、本当に平です。

伝統的なムスティエ陶器をもとに作品を作り続けていた、シモーヌファヴィエさんのお品です。

今では亡き陶芸家さんですが、20世紀のムスティエの巨匠と言ってもいいのではないでしょうか。
有名デザイナーなどがシモーヌさんの食器を注文し、シモーヌさんが他界された後は高値がつけられています。

18世紀のムスティエももちろん素敵ですが、洗練された女性ならではの繊細さが魅力なのでしょう。

そして、1点だけカップ&ソーサーもあります。


詳細写真はオンラインショップでご覧いただけたらと思いますが、中央に極楽鳥、そのほかはお花が絵付されています。

伝統的な18世紀のムスティエの絵付に従って絵付されたのでしょう。
どこか不器用にも見えるヘタウマ的な絵付けは、下手なのではなく、18世のムスティエの絵付けが本当にこういうものだったと再発見してくれるものです。

丁寧に細かく絵付されると言うより、ささっと芸術的な絵付けが主流だったようです。

大変味わいのある絵付けもどうぞたのしみながら、お茶されてください。



以上のお品物たちはまもなくグルニエイデコのオンラインショップでお目にかかれます💖

どうぞお楽しみに❣️

そして、今回もお伝えしなければなりませんが、コロナに加え、ウクライナへの不法侵略の影響で、お荷物到着の遅れが出てきてしまう場合も考えられます。
4月中旬以降落ち着いており通常通りの日数で到着してくれていますが、基本的にお待ちいただいても構わないとおっしゃってくださる方のみにご利用いただければと思います🙇‍♀️

店長イデコ😊


グルニエイデコのオンラインショップ

https://grenierideco.com