2020年10月26日

モントロー オクトゴナル 年代の違いについて

次回はオクトゴナルマニア特集♪♪♪

良い機会ですので、年代の違いについて次回ご紹介する商品の分だけまとめてみました。

業者様へ、

写真や記事の無断使用はご遠慮願います。🙏

逆にうちのショップの宣伝は大大大歓迎です💕💕💕

笑😂


さてさていろいろなオクトゴナルプレートがあります。



それぞれに、微妙に色合いが違ったり、微妙にサイズが違ったり、質感が違ったりします。


それは・・・・・!


年代の違いから来るものなんです。


MONTEREAU モントロー オクトゴナル 深皿 1920年

まずは1920-1930年頃のオクトゴナルから。

1800年代じゃないの?って思われる方もいらっしゃるかも。
1800年代と言われてご購入された方も少なくないと思います。



アイボリー色の多く見かけるオクトゴナルです。

今回は深皿です。

しつこいシミが見られます。(特に裏側)

詳細は必ずUP後のオンラインショップでご確認くださいませ。


刻印と年代の詳細は下の方で♪


MONTEREAU LL&T モントロー オクトゴナル 深皿 1825年 #1



MONTEREAUの上にLL&Tと思われる刻印があります。
1825-1833年の間。



MONTEREAU LL&T モントロー オクトゴナル 深皿 1825年 #2
#1と同じところから来ています。




どれも刻印が微妙に違ったり、多すぎたりして、本当に難しいは難しいです。



MONTEREAU モントロー オクトゴナル 深皿 1833年

こちらは今までのものより白っぽいものです。
オフホワイトに近いと思います。

1833-1840年の間。

1800年代のものって、こういう質感なんだな、というのは手にしてみないと分からいにくいところですが、個人的にはかなり違うと思います。






そして番外編でGIENのオクトゴナル。

GIEN ジアン オクトゴナル プレート皿 1844年

クレイユの監修者が技術を教えていたので、ほぼ同じ作りですが、どこかが微妙に違います。


ブルーの刻印も素敵です♪
1844-1849年頃。


MONTEREAU モントロー オクトゴナル プレート 1833年

次は1833-40年の間。






MONTEREAU モントロー オクトゴナル プレート 1800年
1800−1825年頃。

黄色っぽい色の写真になってしまいましたが、下のお色が実物に近いですm(_ _)m


まっすぐなモントローの刻印。


☆☆☆


ではまとめです♪



まっすぐなMONTEREAU刻印 
1800−1825年の間



半月MONTEREAU 中央に数字
1833−1840年の間

注:これが中央にB&CとかL&C、LM&Cなどのイニシャルが入っていると数十年後の19世紀中頃(1800年代中頃〜後半)のものになります。



刻印が消えていて判別難しいですが、
LL&Tの下にMONTEREAUの刻印。
1825-1833年の間。



こちらも同じく。
MONTEREAUが消えてて見えにくいですがLL&Tの&Tがよく見えています。


半月型のMONTEREAUの刻印。
中には数字もイニシャルもありません。
既にHBCMの時代のものになると思います。
1920-1930年頃。

20世紀です!
1800年代でもないし、19世紀でもありません。

これがよく見かけるモントローのオクトゴナルだと思います。
新品みたいな状態のものも多いのは、20世紀のものだから。


円形のMONTEREAUの刻印。
1920-1930年頃。

もうひとつ20世紀の同じ時代の刻印。

これに、HBCMと入っていたり、FRANCEと入っているものもあります。

FRANCEと入っているのは輸出用に生産するようになってからですから、ほとんどが20世紀(1900年代)のもの。
フランス国内だけの販売ならわざわざFRANCEと付けなくてもいいですものね。

ですが!
この円形の中に、L&Tのイニシャルが入っていると1830年頃と100年古いものになります。

難しいですね😂
もう分からなくなっている方もいるはず!!!
私も。


新しいから良くないことは全く無く、逆に皆さまのようにアンティーク食器を使われる方にとっては、1920-1930年以降のもののほうが1800年代のものよりはるかに安全だとは思います。
年代が新しいものには良い面があるってことですね♪
新しいと言っても100年近く前のものです。

この頃のフランスの食器は釉薬に入っている鉛の含有率が少ないか、まったくないシリーズもありました。
ただ、なぜかシミになりやすいという欠点も見られます。

現代の食器の釉薬にも少ない含有率とは言え、鉛が使われ続けているのはそういった理由もあるのでしょうか???

ご参考に去年のブログ最後の方にオクトゴナルの事書いています。


蓋のないスーピエールも次回販売します♪

こちらのスーピエールも20世紀(1900年代)のもの。
オクトゴナル型の食器のリバイバルが1920-1930年頃にきたのは、ちょうど形が当時流行のアールデコ調に合ったからと聞いています。

フランス人の業者さんはアールデコのオクトゴナル、という言い方をされている方もいます。

上記の最後の2点の刻印は20世紀と覚えていてください♪



その他、ロンシャン窯のブルーのカマイユが美しいオクトゴナルもお目見えします。


モントロー以外のオクトゴナル。

サルグミンヌのアイボリー色の素敵なオクトゴナルプレートも。

状態の良いAランクが在庫2枚。



ここには写真ないですが、Bランクも在庫4枚あります。





素敵な南仏陶器も💓


奥が深いですね、オクトゴナルって♪

ここに載っていないものもありますので、是非更新後のオンラインショップ覗いてみてくださいね💓

お楽しみに❣❣❣


メルマガ配信済みです。

以上のお品ものたちは間もなくグルニエイデコのオンラインショップでお目にかかれます♪


グルニエイデコのオンラインショップ

店長イデコ😊